インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

戦争の犠牲者を悼む〜インパール資料館3年

歴史上、最も無謀な作戦と言われる戦い、知っていますか?

1944年の「インパール作戦」。

その舞台はインドなんですよね。

 

当時、大東亜共栄圏を掲げて戦線を広げていた日本。

徐々にジリ貧になっていく中で、

なんとか戦況をひっくり返したい。

 

そんな神頼み的な思いの中で敢行された戦いでした。

 

 

日本兵だけで3万人以上が命を落としたとされ、

当時の悲惨さを語る証言のドキュメンタリーや書籍もたくさんありますよね。

 

この戦いで命を落とした人たちを悼む式典が

今週6月22日(水)に行われました。

easternmirrornagaland.com

2019年6月22日、

インパール平和資料館(Imphal Peas Museum)が、

日本財団が建設費を支援し、

激戦地レッドヒルのそばに造られました。

 

インドと日本の関係は、

政治、ビジネスなどなど多岐に渡りますが、

戦争という観点でも実は深いつながりがあるんですよね。

 

とはいえ、

インパールの地(マニプール州など北東部)は、

一般の人がイメージするインドとは全く異なる土地。

 

当時インドを統治していたイギリスと

ビルマ(ミャンマー)を陥落させ、勢いをつけたかった日本とが

ぶつかった要衝だったというだけ(と言ったら語弊がありますかね)。

 

当時住んでいた住民は、巻き込まれたり、

イギリスと日本の間に立たされ、さまざまな辛い思いもしたのではないでしょうか。

 

インドの中でも未開の地とも言えるインパール。

ぜひ私もその地に立って見たいと改めて思いました。

www3.nhk.or.jp

ではでは、カルミレンゲ!