ここは霧の街デリー〜冬の寒さと大気汚染と
インドってそんな寒いの?
先日オンラインでビデオ通話した際、
部屋でダウンジャケットを着てる姿を見た日本の知人に聞かれました。
そうなんです。首都のデリーはいわゆる北インド。
12月から2月くらいまでは、結構冷えますよね。
今年はデリーは過去3番目の寒さを記録したとか。
確かに朝晩は、本当に寒い日があります。
といっても最低気温が6〜7℃で、日中は15〜20℃程度。
東京に比べたらまだ暖かいじゃないと思われると思うんですが、、、
インドは構造上、家の中が寒いですよね。
断熱が弱い上に石の床は寒さを助長します。
暖房器具も力弱いなぁと感じざるを得ません。。。
オイルヒーターとかよく売ってるんですが、
はっきりいって、全然あったかくない!
ガスファンヒーターか石油ストーブ、こたつがあったらなぁと
つくづく思います。
そして空気が冷えると出るのが「霧」。
昨日の朝は、家を出た途端に視界が真っ白で驚きました。
10メートル先がぼやけて見えないくらいで、
子供たちの通学のバスが遅れないか心配でした(時間通りに来て、時間通りに学校にも着いたそうです…)
子供たちはよくわかってて、
「これ、霧なのかなぁ、それとも大気汚染かなぁ」
と鋭いご指摘。
こんな記事もありました。
デリー政府が、
インドの排ガス規制の基準BS3 ガソリン車とBS4 ディーゼル車を
当面禁止すると発表しました。
月曜日の深い霧は、気温が下がったことによる本当の霧と共に、
やっぱり大気汚染の表れでもあったわけですねぇ。
アメリカや日本では1960年代から始まったという
排ガス規制。
インドでは2017年4月にBS4というのが初めて導入され、
2020年にはBS6という新規制にまで一気に進められてきました。
インドで暮らしていると、
日本の高度成長時代ってこんな感じだったのかなぁと思うことがよくありますが、
排ガス規制も、アメリカ、日本、ヨーロッパや中国がかつて通った道を
インドも進んでいるのかなと思います。
でも、いろんなもののスピードは、日本の昔のそれとは
格段に早いとは思います。
よくも悪くもこの国の進歩は早い速い!
ではでは、カルミレンゲ!