岸田首相のインド訪問
先週の3月19日、
4年半ぶりに日本の首相がインドを訪れました。
デリーの街中には岸田総理の写真なども掲示してあり、
一応歓迎ムード的なものはありましたが、、、
一般のインドの人たちがどこまで注目していたかというと
そこまででも無いでしょうね。。。
映像を見るに、
ふたりは握手はせず、手を合わせて会釈するのみでしたが、
友好国同士ということで、まずは笑顔でのご対面。
そして、今回の会談の目玉?は主に2つ。
1.日印協力の確認
2.ウクライナ情勢
1に関しては上記事にあるように
今後5年間で420億ドル(≒5兆円)の投資をすること。
ここに具体的な使途がいくつか挙げられています。
ムンバイーアーメダバード間の高速鉄道(いわゆる日本の新幹線構想)
東部アッサム州の医療施設整備、東部トリプラ州の国道整備などなど。
日本式の新幹線、いつになったら完成するのか?感はありますが、
開通したら是非乗ってみたいですね。
北東部開発は、日本政府が力を入れています。
個人的には、インパール作戦の戦地などにとても興味があるので
日本のインドにおける存在感を示してほしいところです。
そして2のウクライナ情勢。
今最もホットな世界情勢だけに、
多くの日本のメディアここを強調していました。
岸田首相は、共同声明で「ウクライナ情勢」について明言したのに対し
モディ首相は、ウクライナ、ロシアという言葉に直接言及せず、
地政学的な出来事が困難を生み出している、、という何とも回りくどい言い回しに。。
もうこうなってくると、
インドも腹を括っているような気がしますよね。
クアッドに何を言われようとも、ロシアを切ることはできないと。
戦争は良く無いことだと、誰もがわかっています。
インドという国を率いるモディ首相にとってももちろんのことだと思います。
しかしながら、
”地政学的に”中国、パキスタンと対峙するインドという国の
舵取りを担う上で、我慢?の外交が続いています。
ではでは、カルミレンゲ。