インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

デリーメトロでインド人の優しさを知る〜開業20年を経て

あけましておめでとうございます。

前回の記事から5ヶ月が経過してしまいました。

日本人らしく、新年になったので

気持ちを新たに、ゆるく再開していきます!

 

昨年末の話ですが、デリー、グルガオン民にはお馴染み

地下鉄デリーメトロについてです。

 

 

2002年に開業してから先月(12月24日)で

20周年を迎えたデリーメトロ。

その経緯と詳細は、NNAの記事が大変詳しく説明してくれています↓

是非ご一読を!

www.nna.jp

 

私も2019年にインドに来て数ヶ月経った頃に

初めて利用したのですが、その清潔さと正確さに驚いたことを今も覚えています。

 

当時はよく知らなかったのですが、

日本の地下鉄とほぼ同じ感覚で利用でき、

時間もほぼほぼ正確、数分待てば次の列車も来るし、本当に便利ですよね。

 

それもそのはず、JICAを中心に、円借款で日本のさまざまな企業や団体が

建設に携わっています。

 

デリーやグルガオンで家と職場がメトロ駅近なら、

通勤生活は絶対にメトロがオススメです。

 

実際には、駅と目的地は離れていることも多く、

駅降りてからリキシャ(3輪タクシー)を利用せざるを得ないことが

多いとは思いますが(特にグルガオンはね)。

 

上述の記事によりますと1日当たりの利用客数が

世界トップ10クラスだというのですが、

私はたまに利用するときはラッシュアワー時でないため、

混んでいる印象がありませんでした。

 

しかし、この年末年始、日本からの客人がメトロに乗ってみたいというので、

久しぶりに元旦に利用してみたところ、、、

さすが人口14億の国だなぁというくらいに

満員の車両が現れてびっくり。

でも、その中で不意にインド人の優しさに触れる体験がありました。

 

私の客人の後期高齢者が、

「優先座席みたいなものは無いの?」

というので探したら、確かに日本の車両同様ありました。

 

が、なにやら若いインド人男子3人がキャッキャ言いながら

その席を独占していました。

日本でもよくある光景だなぁと思いながら

座るのを諦めていた客人。

 

すると、その様子を見かねた

1人の男性(30歳前後?)が、

席を譲るように若者たちを嗜めてくれたのです!

 

若者たちも、素直に従っていて、

そこは家族(特に年長者を)大切にするインド人の心根を感じましたね。

 

自分が日本にいて、

逆の立場だったら、外国人の高齢者に対して

同じような行動ができるだろうか?

 

改めてインドの人たちのマインドセットに学ばされた年明け。

今年もよろしくお願いします。

 

ではでは、カルミレンゲ!