インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

きょうは○○○○○の独立記念日でした!

きょう2月4日は何の日?と聞かれたら応えられますか?

 

北京冬期オリンピックの開会式の日、

World Cancer Day (世界対がんの日)、

 

というのは思いつきましたが、

南アジアの国で大切な日だったことを改めて知りました。

インド洋の真珠・スリランカの独立記念日なんですね。

www.dailymirror.lk

 

1948年2月4日に、

スリランカはイギリス統治から、自治領セイロンとして独立したんですね。

ことしは74thの記念日ということで、

盛大な軍事パレードが行われたようです。

 

さて、スリランカと言えば、以前にも記事を書きましたが、

個人的には好きな国で、

日本人が観光で訪れる国として超オススメです。

 

もちろんインドもオススメなのですが、

南インドが好きな人ならスリランカも絶対好きになると思いますし、

町自体がキレイに感じられます。

仏教がマジョリティの国なので、

どことなく日本人としても親しみがわきますし、

基本的に平場の市民は親日だと思います。

(政治的には現政権は中国含めていろいろありますが…)

 

コロナ前までは、

日本からの観光客も増加傾向で、

特に日本人女性のひとり旅も増えていたんだそうです。

 

アーユルヴェーダ、紅茶、宝石など、

日本人女性にとって魅力的なリソースが豊富ですからね。

 

かつては、シンハラ・タミルの民族間の対立が内戦に発展し、

26年に及ぶ内戦で7万人以上が命を落とす悲劇の歴史がありました。

 

外務省のHPによりますと、

もともとの民族間の対立の原因は、

イギリス統治時代にあるようですね。

 

シンハラ人とタミル人の対立の発端は、大航海時代に始まる外国の植民地支配にあるとされています。セイロン島は、1505年にポルトガル、1658年にオランダがシナモンを求めて来航し、それぞれ湾岸地域を植民地化。1815年には、キャンディ王朝の滅亡により、全島が英国の植民地となりました。シンハラ人の王朝があった古都キャンディ

(提供:スリランカ航空)この時から、それまであった両民族の慣習的な居住区域(境界線)は無視され、統一的に支配されるようになり、さらに英国は"少数派"のタミル人を行政府官吏に重用して、"多数派"のシンハラ人を統治させる「分割統治」を行いました。その結果、シンハラ人は貧しい農村でコメの生産などに従事する一方、タミル人のみが優れた教育を受け、官吏以外にも商人や資本家など社会的に高い地位を占めるようになりました。これが後に民族間の確執へと発展する火種となったのでした。

(外務省HPより)

 

イスラエルなどと同様に、

かつての植民地政策は、後々まで禍根を残しましたよね。。。

 

日本は直接植民地として分割統治されるなどの歴史がなかったため、

なかなか直感的に理解しにくいかもしれませんが、

スリランカの人々はこうした自国の歴史を思い出す日でもあると思います。

 

私たち日本人も、こうした各国の歴史には

もっともっと興味を持って知っていかねばならないと思いました。

 

ではでは、カルミレンゲ!