インド洋の真珠 スリランカの行方は
スリランカ。
私の大好きな国のひとつ。
海無しのニューデリーに住んでいるから
なおのこと感じるのですが、
海岸線がすぐ近くにあるコロンボの街並みと
適度な広さと暖かい気候が
いつでも行きたいなぁと感じさせてくれるのです。
そんなスリランカ。
ウクライナ情勢に混じって、
ニュースで目にすることが増えてきました。
嬉しくないニュースなのですが、
今年に入って、スリランカの経済的危機が顕在化してきています。
上記の解説のほかにも、
日本語の記事で背景を詳しく解説されているものが出ているのですが、
元々の失政で財政が悪化していたところに
コロナ禍で観光による外貨が入らず、
石油を購入するための資金が不足しガソリンスタンドには長蛇の列。
停電も最大で１日１３時間にも及ぶそうですし、
何よりも物価高騰により、野菜などモノによっては、
値段が２０１９年に比べて２倍以上にもなっているんです。
こうした混乱に対して、ようやく日本も緊急資金協力を打ち出しました。
スリランカというのは地政学的に見て、
とっても重要なんですよね。
「真珠の首飾り」と言われるように、
インド洋を結ぶ海上ルートとしてなくてはならない位置にあるんです。
かの有名な、中国の「一帯一路」の重要地ということで
２０１７年に、南部のハンバントタ港の運営権を
中国の企業が９９年間持つことが話題にもなりました。
歴史というのは面白くて、
そこに至るまで、スリランカの内戦時代から中国との関係は
経済、政治とずっと続いていて今に至るということなんですよね。
この先、
スリランカはやはり中国を頼るしかないのか、
あるいは日本、そして一番近い大国インドとの関係を
より重視していくのか。
中国とインド、２つの大国との間の島国の行方は要注目だと思います。
個人的には、
安心してインドからも、そして日本からも
旅行に出かけられる美しい南アジアの国にいち早く戻って欲しい、
そう心から願いつつ。。
ではでは、
カルミレンゲ！
