中印の間で~ネパールが初の国境問題クレーム?
きのう今日で、ネパールに関するニュースが入ってきましたね。
大きなのはこれ↓
ネパールが史上初めて国境問題で中国にクレームを言うと。
BBCがその報告書を入手。。。
政府関係者に食い込んだ記者がいたんでしょうか。
この記事によると、
ネパール政府も、中国政府側も、
BBCの問い合わせに対しての回答がないとのことで、
これは、他メディアとしても
追いかけての取材が難しそうです。
中国はインドとの国境でもバチバチですし、
陸でも海でも、
あらゆる国境でアグレッシブな印象があります。
ネパール国内を見れば、
去年(2021年)7月に親中のオリ首相から
親印米と言われるデウバ首相に代わりながらも連立政権の不安定な状態。
そうしたなかでの今回の政府の報告書によれば、
国境のネパール側にあるラルンジョンと呼ばれる地域で中国の治安部隊が監視活動をし、宗教活動を制限していた
中国が国境の支柱の周りにフェンスを設置したり、国境のネパール側に運河や道路を建設しようとしたりしていた
とあるらしいです。
記事では、
中国の意図として、隣接する中国側チベットとのネパールとの往来を
制限する狙いもあるのではと指摘しています。
中国から見ると、
インドはカシミール地方などで、ガチでにらみ合っているし、
いわば緩衝地となっているネパールも牽制しておきたいということでしょう。
インドと中国、この2つ大国の周辺の国々は、
ことごとくこの、中国↔インドとの距離感の間をさまよっています。
国境を接するということが、
どれだけ国同士のプレッシャーになるのか、
島国日本人だと、なかなか実感できないのが正直なところですが、
引き続き中国と南アジアの関係も中止していきたいと思います。
ではでは、カルミレンゲ!