インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

バングラデシュ人もウクライナで犠牲に

ウクライナ情勢は連日連夜、目が離せない状況ですね。

 

インドの隣国・バングラデシュではどう報じられているのかと

ニュースを見てみました。

 

インドのように、多くの邦人の脱出などは

顕著に報じられていないようでしたが…。

 

きょう、

バングラデシュの船員が、犠牲になったニュースが飛び込んできました。

bdnews24.com

 

ウクライナのOlvia という港に停泊していた

バングラデシュ船籍のバルクキャリアー(ばら積み船)。

 

ロシアの侵攻前からこの港に入っていたらしいのですが、

侵攻が始まって国内が混乱、

港の機能がストップしてしまって、

いわば立ち往生の状態になってしまっていたところに、

ミサイル?が直撃したのか、

1人の船員が犠牲になったと報じられています。

 

 

港が攻撃対象だったのだと思いますが、

首都のキエフからも遠く、

クリミア半島に近いわけでもないこの場所でも

こうして民間人が犠牲になっていることを知ると、

戦争状態とはこういうことなのだなと

恐ろしさを感じますね。

 

バングラデシュそのものは、

国としてロシアやウクライナと特別なつながりがあるようではないようです。

数日前のニュースでは、

 

www.dhakatribune.com

 

燃料や小麦などの流通不安や価格高騰の懸念のほか、

やはり、隣国の大国インドと、中国など

国際社会のなかでの国の立ち位置をどうするべきか?

が報じられていました。

 

国連総会の緊急特別会合では、

ロシアを非難する決議案に対して、

バングラデシュもインド、中国と同様に「棄権」を選択。

南アジアの国々は、

その振る舞いに困っているようです。

 

奇しくも、

邦人が戦禍で命を落としたバングラデシュ。

国内の世論が、ロシアへの非難につながるのかどうか?

引き続き南アジアから、

ウクライナ情勢を見ていきたいと思います。

 

ではでは、カルミレンゲ!