ウクライナでインド人も犠牲に
連日、目が離せない緊迫した状況のウクライナ。
インドメディアもずっとトップニュースで報道しています。
ウクライナに残るインド人の状況が心配される中、
悲しいニュースがありました。
ウクライナ東部のハリコフ州政府庁舎へロシア軍の攻撃が行われました。
その影響か?
21歳のインド人医学生が犠牲になったということです。
ウクライナにいるインド人のうち9000人が
救援フライトで国外へ脱出したということですが、
16000人のインド人学生が
まだウクライナにとどまっているとも伝えられています。
こういう海外での事件・事故・災害を伝える際に、
自国民が犠牲になったかどうかというのは、
日本でも必ず報じられます。
”○○人”が犠牲になった、という数字ではなく、
どんな人が亡くなったのか?その人となりを伝えることは、
大切な視点ではあると思います。
(一方でプライバシーの問題はあると思いますが…)
兵士でも何でもなく、
医学を学びに行った同胞の学生が犠牲になったと知れば、
インド人の感情には訴えるものがあると思います。
とくにインドは、
先の国連安保理決議を”棄権”している国。
ロシアとの軍事面でのつながりがあるとしても、
今回のウクライナ侵攻を、
国民感情としては許すことが出来ない、
そうした世論が形成されるきっかけにはなり得ると思います。
戦争は大きな犠牲を生んでしまうもの。
ただ、感情論で解決するほど単純ではないのも事実。
事態が動いている今はもちろん、
今後もずっと考えてできることを模索し続けることが
私たちにも求められるんだと、
インドの報道をみながら感じました。
ではではカルミレンゲ!