続・緊迫ウクライナにインドは
昨日、ロシアがウクライナに侵攻し、
きょうはその侵攻が予想以上にはやく
首都キエフまで至ろうとしていると、各国メディアが報じています。
インドの各メディアも
やはりウクライナ情勢がトップに来ています。
アメリカを中心にロシアへの制裁など
対処を検討・発表しているなか
昨日の夜、
インドのモディ首相がプーチン大統領と電話会談したと報じられました。
報道によれば、
「暴力の即時停止」を求めたとありますが、
アメリカやEU、日本と比べるとなんとも玉虫色といいますか、
結局は、
「ウクライナにいるインド人の安全・救出に全力を尽くす」
ということを強調した、というのみだったようです。
数日前にロシア製ミサイルの件について書きましたが↓
aquelleheureindia.hatenablog.com
インドは長年、
旧ソ連・ロシアとは主に軍事面でのつながりが深く、
インド武器のおよそ6割がロシアからの輸入に頼っているそうです。
一方でクアッドとよばれる日本・アメリカ・オーストラリアとの
4カ国での協力の枠組みにも参加して、
いわゆる全方位外交を展開しています。
しかしながら、
今回ばかりはロシアを支持することはできないんじゃないかと
個人的には思いますが、
インドとしては明にロシアに制裁を科すことは難しいんですかねぇ。
また、別のニュースで
昨日のような、ウクライナのハリコフにいる
現地のインド人学生とビデオ通話中継が報道されていました。
地下に多くの学生が避難している様子からは、
直接の戦闘の映像ではないですが、
緊張感と不安な気持ちが伝わってきます。
教科書に載るような歴史的な現実が起きているいま、
このニュースにも引き続き注目して考えていかなければなりません。
ではでは、カルミレンゲ!