インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

大丈夫か?インド洋の真珠「スリランカ」はいま

オミクロン株の影響で、

新型コロナの1日あたりの新規感染者数が10万人を超えたインドにおります。

 

インドはもちろん好きなのですが、

実は同じ南アジアの隣国スリランカも大好きな国のひとつです。

 

自分はニューデリーに住んでいますが、

ここは海無し街なので、瀬戸内そだちとしては、

どうも海が恋しくなることがあります。

 

それもあって、南インドの方が好きなのですが、

スリランカはさらに輪をかけて良いですよね。

気候・食事・景観・治安…

どれを取ってもインドから行くとよく感じるんです。

 

コロンボの街って、”きれい”だと思いませんか??

以前、こんなことがありました。

 

コロンボに私がインドから出張して、

日本から来る出張者と現地合流して仕事。

 

ホテルで朝ご飯を食べながら、

「どうですかインドは?」

と聞いてくる同僚。

「インド面白いよ、でもスリランカも好き」

と応える私。

「だってこの国ってきれいでしょ?」

と言った瞬間の同僚

「エッ?  キレイっっすか…?」

 

あぁ、これがインドに馴染むということか。

インドに住み始めて数ヶ月の当時の自分でさえ、

スリランカは天国のような国に感じたのです。

 

パンデミック以降、まったく渡航できていないのですが、

最近話題となっているのが、スリランカの経済事情。

日本メディアもこぞって伝えていましたね。

主要産業の観光産業がコロナで打撃を受けたことで、

外貨不足に陥り、デフォルトも時間の問題だそうです。

イランから輸入した石油の代金支払いのための外貨が無く、

なんと特産の紅茶で代わりに支払うことで合意したと。

news.yahoo.co.jp

 

若者は国外脱出のためにパスポートセンターに列を作り、

高齢者は高騰する食料を購入するのにいっぱいいっぱいになっているとか。

 

かつて、いわゆる中国の「債務の罠」にかかり、

南部のハンバントタ港を99年間中国に貸し出すことになったスリランカ。

 

2019年の連続テロで、一時は観光産業が落ち込んだものの、

日本や欧州の人にとって、少しずつその魅力が知られるようになっていた矢先に

おこったパンデミック。

 

医療崩壊で多くの人の命が奪われた悲劇のインドとは

また異なる形で、新型コロナの影響がスリランカを襲っています。

 

一刻も早いパンデミック収束、

スリランカに多くの人が自由に渡れる日が来ることを願って、

カルミレンゲ!!