インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

ゼレンスキー、プーチン双方と電話で話したモディさん

ロシアによるウクライナ侵攻から12日。

まだまだ事態は先が見通せない状況です。

 

そうしたなか、きょうのインドメディアでは、

モディ首相が

ウクライナのゼレンスキー大統領、

そして

ロシアのプーチン大統領と

同日にそれぞれ電話会談を行ったことが報じられていました。

 

www.hindustantimes.com

 

 

ヒンドゥスタンタイム誌によると、

ゼレンスキー大統領とは35分間電話で会談し、

ウクライナにいたインド人の国外退避について

深く感謝の意を述べ、さらにSumyという東部の町に残るインド人の

退避についても協力をお願いしたとのこと。

 

その後、

ロシアのプーチン大統領とは50分間電話で会談

ウクライナとの継続協議をしていることと、

市民を逃がすための「人道回廊」を設置するのを発表したことを

高く評価したとのことです。

 

詳しい内容をメディアがつかめていないのだと思いますが、

これを見ても、

「いやいや、モディさん。インドは結局何も出来ないってことなの?」

と感じてしまいます。

 

 

EUのなかで、ロシアにもの申せる関係を築いてきた

ドイツは軍備予算増強を決定。

ロシアと国境を接するフィンランドは、

ウクライナ側に武器供与する姿勢を見せるなど、

西側諸国の間でも、

ロシアに対する姿勢を明確にし始めています。

 

それに比べると、

モディ首相の態度は、いかにも無力に映ってしまいます。

 

やはり、ロシアにもの申すほどの力は、

いまのインドにはないのでしょうか…?

 

中国との関係を気にするあまり、

ロシアとの関係をずるずると保留している態度を続けることは、

インドにとっては得策ではないと思いますね。

 

水面下で、

事態打開のために、

インドーロシアの話し合いが進められていることを期待しています。

 

ではでは、カルミレンゲ!