インド・南アジアのニュースから思うこと(その他雑記も含む)

インド在住の筆者がをインド中心に南アジアのニュースから思うことを綴ります

インドで牛追い祭り?

毎日インド・南アジアのニュース記事をピックアップして

ブログを書くことにしているのですが、

既に毎日ネタに困っています。。。。

 

その理由は、自分のインド・南アジアに対する知見の少なさ。

英語メディアだけでも日々膨大な記事がupされているのに、

それらに対して、自分の知識や意見が浮かばない、、、

まだまだ勉強が足りませんね。

 

前置きが長くなりましたが、

今日はこの記事をピックアップ。

www.indiatoday.in

 

広大で多宗教の国インドには、さまざまなお祭りがあります。

この時期はいわゆる「収穫祭」のシーズン。

南アジアで有名な「ポンガル(Pongal)」は以前から聞いたことがあり、

いろいろ調べていたところ、この記事に辿り着きました。

 

「ジャリカットゥ(Jallikattu)」と言う、いわゆる「牛追い祭り」が

インドにもあるんですね。

 

これもポンガルの一環で伝統的に行われている、とあります。

意味合いとしては、五穀豊穣を願う、と言うことなんだと思います。

 

今日プドゥコッタイで始まった祭りは、

奇しくもオミクロン株の影響で新型コロナが再拡大中のため

観覧は150人以下、会場のキャパの50パーセントに制限されて始まったとのこと。

 

しかし、お祭りとなれば、新型コロナなど恐れていられないのがインドの人たち?

 

これまで、ホーリーやガネーシャ祭り、ディワリなどを見てきた経験上、

いくら制限を加えられても宗教行事の時は例外だとばかりに、

たくさんの人が集まっちゃうのは容易に想像できますね。

 

生真面目に政府のお達しに従う日本人と、正反対のインド人。

どっちが良い悪いではないと思いますが、

インドの人たちが、こうした祭りや宗教行事で密になって

感染する人が増えていくことだけは避けて欲しいと願います。

 

祭りにかけるインドの人たちの思いを表すニュースが5年前の記事にありました。

jp.reuters.com

 

ロイター通信の記事によると、

ジャリカットゥでは、

暴れる牛を制御するため、尾をねじったり牛を叩いたり、

ときにはナイフで刺すなどの行為が見られ、毎年数百頭の牛が負傷している、との事。

 

インドのマジョリティーのヒンドゥー教では、

牛は神聖な生き物とされるのが有名なので、一瞬不思議に感じますが、

この祭りに使われる牛は「水牛(buffalo)」なんでしょうかねぇ。。。

 

伝統と動物愛護、どちらも大切なのだと思いますが、

ナイフで牛を傷つけてしまうと言うのが本当なら、それはやめて欲しいですね。

祭りに参加する牛も、人間と同じように祭りを祝い、楽しむことができる

そんな祭りであって欲しいと願います。

 

ではでは!カルミレンゲ!